iac4c TOP > UAEの報道に対するコメント

はじめに

研究会の目的の1つが、新型コロナウィルスの知識を、一般の方にもわかりやすく普及させることにありますので、わかりやすい言葉で、今回のUAEの報道につきまして、当研究会の観点からコメントさせていただきます。

UAEの報道における、当研究会の見解

新型コロナウィルスの治療法については、まだ解明されていません。
各研究機関は、仮説を立てて、治験を行い、治療法を確立して行きます。

新型コロナウィルスによる主な疾患は間質性肺炎ですが、これで亡くなった方の肺の間質からは、新型コロナウィルスはほとんど検出されないという事実が研究者から報告されています。
また、免疫力の整っていない子どもの死亡件数は、大人よりも少ないこともわかっています。

以上を踏まえて、新型コロナウィルスで亡くなる方の死因は、新型コロナウィルスによる直接的なものではなく、肺に新型コロナウィルスが入ることにより引き起こされるサイトカインストーム(免疫細胞の暴走)である、と考えられています。
つまり、いちど間質性肺炎が進めば、もしウィルスをほとんど殺すことができても、間質性肺炎は治らず病状は悪化してしまう可能性があるということです。

この仮説が正しいとするならば、ウィルス自体の増殖を抑えるアビガンやレムデジビルは、重症患者には効きにくいことになりますし、実際、現時点(2020年5月初頭)までに得られている報告では、軽症者に比べ重症者に対して効果が低いことが示唆されています。

新型コロナウィルスに対する、当研究会の活動内容

そこで、私たちは中〜重度の患者には、幹細胞治療が効果的であると考え、テラ株式会社によるメキシコでの治験を応援しています。
なぜならば、幹細胞にはサイトカインストームを止める効果があるだけでなく、壊れた肺を再生、修復する機能もあると考えられているからです。

その中で、UAEの今回の発表は、私たちの仮説が正しいと裏付けているものと、確信すると共に、テラ株式会社との新薬開発が実現できるものとの自信を与えてくれました。
なお、詳細は報告されていませんが、報道によるとUAEの幹細胞は患者自身の血中の幹細胞を取り出して活性化する方法です。これには、細胞の加工に時間がかかるという欠点があり、まさに今重症に瀕している患者にすぐには投与できないでしょう。

これに対し、私たちがメキシコで治療する臍帯由来幹細胞は、臍帯(へその緒)から生成されるものであり、培養する時間は不要です。
この特殊な技術は、すでにセネジェックス研究所メキシコ支部において開発されており、関節リュウマチや糖尿病の患者の方々を治療してきました。

BABY SAVES THE WORLDのスローガンの下に、私たちは治療薬の開発に協力してまいります。

PAGE TOP